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お客様から、こんなお声を頂きました。

「ピロリ菌は胃に生息しているので、酸を好むのではないか?黒酢(坂元のくろず)を造る壷(つぼ)の中に住みついたりはしないのか?

また黒酢(坂元のくろず)を飲んだら、ピロリにとって更に好条件になり、胃潰瘍や胃癌などのピロリ菌によって進行する症状や病状が、ますます悪化してしまうのではないか?」

・・・うーん、鋭い!とても良い質問ですね。

それでは回答していきましょう。

ピロリ菌の正式名称は、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)といって、ヒトなどの胃に寄生するらせん型の細菌です。

◎自然界における分布は明らかではありません。

ヒトの体の中で、特に胃に寄生する場合は、胃酸度が中性になっている粘液中を泳ぎ回り、内皮細胞表層とその隙間に住みついています。

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胃潰瘍との関わりは下図のように、、、

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ピロリ菌が大量に産生する「ウレアーゼ」によって生成されるアンモニアによる粘膜障害によるものです。

アンモニア ⇒ 胃粘膜障害、胃液pH上昇 ⇒ 胃炎 ⇒ 潰瘍や癌の発生 ⇒ 難治化&再発

  • ヒトの消化器官内で、胆汁は抗菌的に働き、糞便中には検出されません。
  • 自然界では抵抗性が低く、pH3.0以下の環境では速やかに死滅します。水道水中でも短時間で死滅。牛乳中では数日間生存可能だが、感染の確証はありません。

・・・というわけで、”中性の環境下”で生存・活動することからみて、つぼ造りの天然醸造酢(坂元のくろず=pH3-4)によって撲滅させることは出来ても、黒酢の中に生存することはあり得ず、よってまた、黒酢によってピロリ菌の繁栄、すなわち胃潰瘍や胃癌(ガン)などの症状悪化も考えられません。

※ちなみにピロリ菌は現時点で、細菌の中でヒト悪性腫瘍の原因と成りうることが明らかになっている唯一の病原体です。

くろずについてはこちらの記事も参考にしてください。