サンクロン

8月に入り暑さ本番。今年は特に猛暑でバテバテになってしまったよ、というお客様が多いのですが、夏バテや熱中症対策の相談と同じくらい増える相談依頼が、「口臭・体臭」です。

暑くなると体内の水分が減り、口中粘膜の潤いが不足して口臭が起こりやすくなったりして、またスタミナを付けようとして、どとらかというと酸化された油(例:鰻や焼き鳥等のタレなど。これが特に美味しく感じるんですよね)を摂取する機会が増えて胃に熱(=胃熱)を生じた”煽り”で、この臭いが込みあげて口臭になったり、または夏特に着るものが薄くなりますので、腋臭(ワキガ)等の体臭に困っている方にとっては深刻な悩みへと発展することが少なくありません。

サント薬局で私たちが、口臭・体臭でお悩みの方に用いて、顕著な効果を発揮し続けている医薬品がクマザサ原形質液の「サンクロン」です。1954年(昭和29年)発売以来、知る人ぞ知る名薬として、永らく愛用されています。

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口臭対策とサンクロンの関係については、2008年当時、株式会社サンクロンの学術担当だった牧幸男先生が書かれた記述が詳しいので、抜粋要約してご紹介します。

 Ⅰ 口臭の成分

口臭の原因物質は殆どが揮発性硫黄化合物(硫化物)で、その他は飲食物やゲップなどの臭気がある。口腔内で発生する揮発性硫黄化合物は、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルハイドなどの有機化合物が主であり、これらの物質の臭気は、硫化水素が一般に卵が腐った臭、メチルメルカプタンは腐ったたまねぎの臭、そしてジメチルサルハイドはキャベツが腐った臭と表現されています。

口臭が人によって違うのは、この揮発性有機化合物の割合が違うから。いずれも口腔内では僅かな量であるが、メチルメルカプタンを例にとると私たちがこの物質の臭気を感知できる濃度(閾値)は0.0001ppmと非常に低いので、すなわち感知しやすいのです。

Ⅱ 口臭の種類

口臭の発生源は大別すると5つの原因が考えられ、また実際には口臭がないにも関わらず、自分は口臭があると思い込んでいる人もいる。口臭とは精神的な問題も含んでいる場合があります。

1.真性口臭症

(1)生理的口臭

健康状態や年齢、性別に係りあいなく起こる口臭。器質(生体組織の異物、浸出物、血栓など)的変化、原因物質がないもの(ニンニク、アルコールなど一過性のものを除く)で、大半の健康人に発生すると考えられます。舌苔(ぜつたい)の堆積、ストレスによる口腔内の乾燥、喫煙などが原因であることが多い。

(2)病的口臭

ア.口腔由来の病的口臭

虫歯や口腔内で特定の細菌の繁殖や歯石が多く付着している場合、口臭が強くなります。病的口臭の1/3が歯科的な問題によるもので、多くの場合は歯の治療が完全に行われていればあまり問題にのですが、歯の治療が不十分であったり、歯周病が発生している、口腔内の粘膜が炎症を起こしている(口内炎)、唾液の分泌機能が低下している場合などが原因となります。

イ.全身由来の病的口臭

慢性的な問題を含んでおり、他人から見るとかなり強い口臭であることが多いが、病気によるものであるため、本人に自覚が無い場合が多い。具体的には慢性鼻炎、蓄膿症、慢性気管支炎、胃潰瘍、肝炎、糖尿病、消化器(特に胃の不調)などが挙げられる。このうち肝炎や糖尿病の場合は特有のすえたような臭いがあります。その他、薬品臭、二日酔いのような臭い、甘ったるい臭いを指摘された場合は、病気が潜んでいる可能性や、内服薬が原因となっていることもあります。

2.仮性口臭症

本人は口臭を訴えるが、容認できる範囲内であり、口臭とは認められない場合があります。このような人は専門家の説明で納得することが出来ます。

3.口臭恐怖症

通常は社会的容認限度を超える口臭はないが、周囲の人の何気ない動作、例えば他人が「鼻のあたりを手で隠す」行動や「顔をそむける」などの光景を見ると、自分に口臭があるのでは、と思い込んでしまう、心理的要因が大きい人。口腔口臭がない場合は、ゲップを除いて消化器からの臭いは関係ないはずです。

Ⅲ 口臭の予防

1.口臭の変動

空腹時、口の中の唾液の量の減少や血液代謝の影響などで口臭が悪化することがあります。多くの人の口臭は早朝が最も強く、食後に減ります。したがって朝食を抜く人は口臭が非常に強くなるので、朝食を摂る習慣をつけるべきでしょう。特に流動食ではなく、きちんと歯で噛むことができる食事にするべきです。昼食前や夕食前にも口臭は強くなることが多いので、食間のティータイムを有効に使いましょう。

2.誤解されている口臭

ニンニクなどを食べると、アルカリ化合物あるいはセレニウム化合物などのガスが腸を介し、臭い物質が肺から排泄される場合があります。健康な人の肺から出るガスは100種類以上あるといわれていますが、通常は非常に低濃度なので口臭の原因にはなりません。

また鼻の病気の臭いを口臭と勘違いすることがありますが、本来の口臭とそうでない場合の口臭とを区別することも口臭対策の一つでしょう。

3.口臭物質による体の異常

口臭の揮発性有機化合物の量は非常に少ないので、直接害はないとされていますが、歯周病の原因となることがあります。その他、癌の原因となる活性酸素を増やしたり、細胞のDNAを切断するとの報告もありますが、はっきりとしたことは不明ですので、何よりも口臭の予防を心がけることが大切です。

4.自分の口臭を知る

コンパクトな一般向けの口臭検知器が市販されていますが、あまり正確ではないようです。自分の口臭を知る方法として、単純に両手の中に息を吐き出して臭いを嗅ぐ方法と、大きめのカップに息を吹き込んで直ちに本などで蓋をして、二呼吸おいてから、蓋を開けてカップ内の臭いを嗅ぐ方法があります。いずれも正確ではありませんが、ある程度の指針にはなります。欧米では「リストテスト」と呼ばれる、自分の手首を大きく舐めて、手首についた唾液の臭いを嗅ぐ方法が行われていますが、口臭が無くても唾液が臭うことが多いので、これも正確とは言い難いようです。やはり、他人に臭いを嗅いでもらうのが一番のようです。

5.口臭予防

口臭の原因を知り、予防対策をしなくてはいけません。「病的口臭」には、口腔由来や全身由来の場合、原因となる歯周病や口腔乾燥症、体の疾患などを治療することが大切なので、定期健診と歯石除去は口臭予防に有効です。

「生理的口臭」は、舌を清潔に保つことが大切です。その一つは舌苔(ぜつたい)を発生させないようにすることと、チューインガムや市販の洗口液を利用することです。またサンクロンの服用は特に効果的です。

Ⅳ サンクロンによる口臭対策

口臭予防のチューインガムには、銅クロロフィリンナトリウムが含有されていることからも、銅クロロフィリンナトリウムが口臭予防に効果的であることが分かります。サンクロンの医薬品としての承認項目は、疲労回復、食欲不振、口臭・体臭除去、口内炎、歯槽膿漏の6項目です。このうち、口臭に関係するものは食欲不振、口臭除去、口内炎、歯槽膿漏の4項目ですので、これらについて解説します。

1.食欲不振

食欲不振には様々な要因がありますが、サンクロンは胃の調子を整え、胃壁の粘膜を保護してくれます。この働きは銅クロロフィリンナトリウムとクマザサ原形質液の殺菌作用の効果によるものです。この結果、胃が関係する口臭を防ぐことができます。

2.口臭除去

銅クロロフィリンナトリウムが口臭に効果があることには既に触れましたが、口臭予防効果だけでなく、体内に銅クロロフィリンナトリウムが循環することによって食品による口臭の場合にも効果が認められます。また、人に会う前などで口臭を気にされる方は、可能であればサンクロンを薄めずに、原液のまま口に含み、口腔内でブクブクとした後、飲み込んでしまえば、一時的にも口臭は除去出来ます。

3.口内炎

口腔内の粘膜の炎症は、口臭のみならず舌苔の堆積にも影響します。サンクロンの服用により口内炎が治ることはまた、口臭の除去につながるのです。

4.歯槽膿漏

歯の周囲の組織が破壊され、歯茎からの膿や出血は、口臭の大きな原因となります。サンクロンは歯槽膿漏を治癒するだけでなく、出血を防ぐ働きをしますので、舌苔発生の予防にも繋がります。

5.その他

サンクロンの効能には体臭の除去(デオドラント効果)もあります。サンクロンの服用を続けていると、歯槽膿漏や口内炎、あるいは胃の調子も良くなるので、口臭も少なくなります。現在、口臭対策の医薬品や健康食品、またはシャンピニオン、パクチー、緑茶、柿などを利用した様々なサプリメントが出回っていますが、天然クマザサの消臭効果を100%引き出したサンクロンに勝るものはありません。

熊笹の緑色は葉緑素(クロロフィル)が多量に含まれており、その値は500~1200mg/100gです。このクロロフィルの活用、更にはクマザサが持っている防臭、殺菌、加湿効果を最大限に引き出したものがサンクロンですので、口臭だけでなく、体臭の予防・除去に最も効果のある医薬品として推奨できます。

口臭3日・体臭6日

口臭3日

  • 【食べ物に起因する場合】:1回5mLをしばらく口に含んだ後、そのまま飲み込みます(即効性)。
  • 【内臓に起因する場合】:1日20mLを何回かに分けて、毎回薄めて3日以上飲みます。水はもちろんですが、牛乳などで薄めるとなお効果的です。

体臭6日

  • 1日20mLを何回かに分けて、毎回薄めて6日以上飲みます。水はもちろんですが、牛乳などで薄めるとなお効果的です。

健康のために青汁を飲むならば、クマザサの青汁サンクロンを

よく「青汁ある?」と言って来局される方が居ます。古くから医薬品として用いられてきた実績は、テレビ通販や巷で市販されている、ケールや大麦若葉などのありふれた(そしてその多くの出どころが心許ないような)商品と違い、安心して飲める青汁として、自信を持ってサンクロンをお薦めしています。

笹の実力

お寿司を食べる時に笹を敷いたり、または殺菌と防腐に優れているのでお団子を笹で包んで携帯したりと、先人たちも智恵と工夫で笹を生活で活用していたことが知られています。

中国の古典「本草綱目」でも喘息や吐血、止血などに使われているという記録があり、日本でも火傷や喀血、吐血、下血などに効く薬草として内服用したり、またはすり潰して外用(塗り薬)として用いられてきました。

ただし、クマザサはイネ科の植物で細胞膜はケイ酸やリグニンという非常に硬い成分が多いため、なかなかこれを壊すことができなかったのですが、株式会社サンクロン(旧太平生物化学工業株式会社)の初代社長で医学博士の金子卯時雨(かねこうじう)先生が、昭和24年にこれを画期的な方法で細胞膜を破壊し更に内容物を加水分解する製法(特許取得済み)を確立し、名薬サンクロンが誕生しました。

太陽のクロロフィル

こうして完成したサンクロンは昭和29年に医薬品として認可され、数十年にわたって病院でも使われてきましたが、現在は市販薬としてのみ市場に残り、根強い人気を博しています。クマザサの細胞内液を抽出したものでそれを「熊笹原形質液」と表現しており、葉緑素(クロロフィル)を豊富に含んでいます。

効能を見ると、食欲不振、疲労回復、口臭・体臭除去、歯槽膿漏、口内炎とあり、胃潰瘍などにも用いられますが、サンクロンは体調や体質を改善する基礎薬で、現在主流の新薬のように強力な働きがあるわけではないし、最新の化合物が評価される時代ということもあって病院薬としての申請はすでに中止されていますが、現在でもお医者さんに愛用者が多い理由は、歴史的な背景と、何よりもその使い勝手の良さではないでしょう。

この「サンクロン」という名前の由来は、「太陽のクロロフィル」という意味が込められているのだそうです。医薬品なのに、とてもロマンを感じる命名だと思いませんか?

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※追記:口内炎の治療に用いる際のコツ

ところで私は時々口内炎ができて辛い思いをすることがあります。会合や懇親会などで暴飲暴食が続いたりすると、てき面に体が悲鳴をあげるんですね。上に口内炎に対するサンクロンの効果について記述がありますが、自分の経験やお客様から教わったお話をしますと、口内炎の治療にはサンクロンを原液のまま、脱脂綿に染み込ませ、これを患部に当てておきます。

テレビでも見ながら、しばらく放置しますと、いつの間にか唾液でサンクロンが流れてしまいますので、可能な限り何度も繰り返し、患部にサンクロンの原液が浸透するようにしておくと、予想以上に早い段階で、口内炎が消失します。是非お試しください。

サンクロンは名著「日本の名薬」にも収載されています。