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2014.01.24メディア出演・掲載など

私が薬剤師になった理由や学位取得の経緯、その他普段考えていること

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元記事

薬剤師・薬学生のWEB MAGAZINE [ファーマシストマガジン] 薬剤師インタビュー
http://www.pharmacist-magazine.com/interview/2014/201402.html

山浦卓さん
株式会社 食創科学 常務取締役

横浜漢方サント薬局 薬剤師/医学博士

1997年、新潟薬科大学薬学部衛生薬学科を卒業。新潟市内に3店舗を展開する調剤薬局、参友堂に就職、内科クリニック前の店舗に勤務する。1999年12月に退職。家業の横浜漢方サント薬局で薬剤師としての道を歩みはじめる。

2000年10月より昭和大学医学部第一薬理学教室の特別研究生としてさまざまな研究に携わったあと、2007年に博士号(医学)を取得。2008年より昭和大学医学部第一薬理学教室の普通研究生となる。

現在、相談依頼をされた方の状況をうかがったうえでの養生法の提案、健康食品などの開発をおこないながら、大学でアレルギーをはじめとする自己免疫疾患に対する天然生薬や、食品・食材等のもつ機能性についての研究を続けている。

− 薬剤師を目指された理由は?

ほぼ「必然」です。実家が漢方を中心とした相談薬局を営んでいて、兄弟がおらず、高校で進路を考えるときにもとくにやりたいことがなかったので、家業を継ぐために薬剤師になったんです。

ただ理数系は不得手な分野だったので、受験のときも大学に入ってからも勉強面では苦労しましたね。当たり前のことなのですが一般教養では理数系の基礎的な授業も多くて……。

専門課程に入ってからは薬局経営につながる手応えがあったので、たいへんな反面やりがいも感じられるようになりました。

− 大学卒業後、すぐにはご実家のサント薬局に戻らず、新潟市内の調剤薬局に就職されました

調剤は「薬剤師」という資格者にとってメインの業務のひとつではありますが、家業に入れば私のメインの仕事とはなりません。

薬剤師として、調剤の一通りを経験しておきたいと思っていたところ、父の大学時代からの親友が新潟市内でやっている薬局で受け入れてもらえることになり、家業に戻る前に修行させていただきました。

とくに勉強になったのは在宅訪問服薬指導です。 薬局での業務では、医師から処方された薬を準備してお渡しする作業的な要素が大きくなりがちですが、在宅の現場では患者さんに安心していただくためにお話をすることも重要です。

実家が漢方を中心とした「医薬相談専門」というスタイルなので、病気や健康面で不安を抱えている方と対話することは、ほんとうにいい勉強になりました。 食で改善できる部分ではいきなり薬を使わずに、食品でベース(基礎)をつくっていくことをおすすめしています。

特に初回のカウンセリングはじっくり時間をかけて対応させていただきたいので、はじめての方は予約制です。 相談者の方の反応を細かな部分までキャッチしながら、しっかり理解していただけるよう、お一人おひとりに合わせて表現を選んでいます。

遠方の方から電話でご相談いただくことも多いのですが、電話の場合は印刷物などをお見せしながらご説明するということができないので、とくに気をつけていますね。

父は、1985年頃から「漢方薬も“薬”。主作用もあれば副作用もあるし、ものによっては禁忌もある。もっと根源的なところから健康をつくっていかなければならない」と考えるようになり、予防医療に重きを置くようになっていました。

昭和47年頃、昭和大学の医学部ご出身の新居裕久先生が著書で「生薬も食も基本は同じ。日常の食事で病気を予防し、治療しよう」という意味で「医食同源」と書かれたのが定着しています。

わたしも、「食べ物が乱れれば健康は損なわれ、食べ物を正せば健康も取り戻すことができる」と思っています。薬は食事を正しても健康になれないときの最終手段であり、食事で基礎をつくらなければ薬も効かない、と考えるようになりました。

日常の食生活では不足しがちな成分を補う目的でさまざまなサプリメントや健康食品が販売されていますが、実際にどのような効果があるのかきちんと研究されていないものがほとんど。

そんななかで、「相談者に自信を持っておすすめしたい」という思いから、きちんとしたエビデンスが認められた商品だけを扱うようになりました。

九州大学医学部の循環器内科の藤野武彦先生が臨床試験をおこない、赤血球のしなやかさを改善して血液をサラサラにすることがわかった「坂元のくろず(赤箱・1年醗酵熟成=坂元醸造)」をはじめ、現在は10品目を各メーカーと共同開発したプライベートブランドとして販売しています。

その後、わたしが家業に戻って来たときに「自分自身は道半ばで断念したが、叶うなら息子を推薦したい」と小口教授に相談したところ快諾をいただき、2000年からわたしも、特別研究生として研究に参加しました。

規定の7年間在籍して、アレルギー性皮膚疾患に対する3種類の薬草の効能に関する研究をまとめた学術論文で医学博士の学位を取得しました。

そこで、アレルギー性皮膚疾患モデルのマウスに薬草を煎じた液を用いたらどうなるのか実験したんです。1種類の場合、2種類を混ぜた場合、3種類を混合した場合を比較し、3種類の煎じ液がもっとも効果があることがわかりました。

それまでは顧客の自宅台所で煎じたものを浴槽まで運び注いで入浴して頂いていたのですが、熱い鍋を持っての移動は高齢者や身体の不自由な方には不便で何より危険でした。

データが取れたことで3種の薬草を最適な割合でブレンドして煎じた液体を新たな商品として開発するに至りました。現在はボトルに入れたものを販売しています。

副作用が出ないこと、効果が期待できること、その根拠が明確であれば自信を持っておすすめすることができる、説得力もちがう、とあらためて思うようになりました。

最初1種類だった薬が2種類、3種類と増えていくなかで、いつまで薬を飲み続ければいいのかと、不安を覚えて相談にみえます。

薬が処方されている場合はとくに、治療の妨げにならないよう漢方薬は極力使わず、健康食品からおすすめするようにしています。

「一定量を」、「一定期間」、「一定のリズムで」

この3つの条件を守って摂取していただかないと、どんなにいい成分のものでも効果は出ません。

とはいえ、つきっきりで管理することはできませんから、相談者の方々に「ぜったいに治そう、健康になろう」と本気で思って取り組んでいただくことが必要です。

そういう意味では、相談者さんのやる気を引き出すことがわたしの仕事なのかな、とも思います。

うちのような医薬相談専門の漢方薬局は超マイナーな存在ですので、待つだけでなく積極的に出て行かなければ生き残れません。

幸い、既存のお客様からの口コミで全国から相談のお電話をいただいていますので、対面にこだわらず通販を伸ばしていきながら、相談者の方々のニーズ・ウォンツに合わせて新しい商品の開発も続けていくつもりです。

また、話題性のあることや「こんな相談があった」という具体的なトピックをウェブ上のコラムにまとめているのですが、新たなお客様に興味を持っていただけるツールにもなりますので、今後も発信していきたいと思っています。

こだわりの一品


薬局で扱っているプライベートブランドの商品です。すべての商品がエビデンスに基づいた「健康づくりの礎」になるものですが、なかでも温性の漢方茶「紅茶(べにちゃ)」はこだわっています。

わたし自身が自社の作業場で、ハトムギ、エビスグサ、クコ、ドクダミ、カキノハ、ミカンビ、ベニバナ、それぞれの薬草を焙じてブレンドし、お茶用のパックに詰めてつくっているんです。

冷やして飲んでもカラダを温める作用があるので、冷え性の方にぜひ一度お試しいただきたいですね。

参考記事

※記事内にあった複数の不正確な表現を訂正しました。



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