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2015.01.12ブログで一問一答

閉経前の女性のダイエットでは生理の前後で減量方法に変化を付ける理由

【特別企画・ブログで一問一答】 「薬やサプリメントについて」、「健康や病気について」寄せられた質問・相談に、山浦がズバっと回答します。

Q.

閉経前の女性のダイエットで低温期と高温期ではダイエットの仕方に変化を付けますか?

I.H.さん(30代・女性)

A.

I.H.さん、ご質問ありがとうございます。

先ず基礎体温についてですが、特に妊娠を希望する女性は意識して基礎体温をつけることが習慣化していると思います。

また妊娠希望の有無に関わらず基礎体温を継続して付けることは、その他にも次のような利点があります。

  • 自分自身の体調をある程度把握する。
  • 次の生理の予測。
  • 生理周期の目安が分かる。
  • 排卵日、または妊娠の可能性が高い(低い)期間を予測する。
  • 妊娠や流産の早期確認。
  • 生理不順や生理痛の原因・対策を検討する。
  • お肌をケアしやすい。
  • ダイエット時のホルモンバランスを推察する。

基礎体温は「基礎体温測定用体温計(婦人体温計)」を用いること

基礎体温は普通の体温計では精密に測れません。必ず「基礎体温測定用体温計(婦人体温計)」を用いて下さい。正確に測定するために安静にした状態で測ります。

朝起きぬけ、まだ体内が眠りから完全に目覚めていないところをこっそり(笑)測ります。毎日なるべく同じタイミングで測りましょう。

基礎体温を上手に測定するポイントは次の5つ。

  • 寝る前に枕元に体温計を置いておく。
  • 目覚めたら起き上がらず、そのまま測定。
  • 口の中で測る。(婦人体温計は舌の裏側真ん中のスジの両側が検温位置です)
  • 出来る限り毎日、同じ時間帯に測る。
  • 測定後すぐに記録する。

ダイエットと基礎体温の関係

基礎体温と不妊がらみの記事は別の機会に書きます。

では目線をダイエット中の話に戻しますね。ダイエット時の基礎体温・生理の状態はその時々の体重推移との関わりが小さくありません。

私が店頭で減量指導をしている際、女性が生理前または生理中に訴える症状の中でも特に多いのは浮腫(むくみ)、倦怠感(だるい)、冷える、貧血、眩暈(めまい)、イライラ、そして「体重の落ちが極端に悪くなる」ということです。

高温期が続いた後、体温が下がり始めると生理が近いサインですね。この頃から低温期に入り2週間ほど続くわけですが、とくに生理中は正常な新陳代謝であるとはいえ、物理的に体外に漏出する経血もあるので体力がガクッと落ちます。

すると人は本能的にカラダを「守り」に入るので体重の動きが鈍くなるのです。こんな時期は無理に減食しても疲れるばかりで結果が出せませんので、ダイエット中の停滞期から脱出する方法 に書いたように、生理前・生理中は一休みの期間に充てる場合が多くなります。

また「なぜか生理中に甘い物が食べたくなる」という方もよくいますので、ほどほどでストレスを発散して、生理後落ち着いた頃合いから再度「よーいドン」といったところでしょうか。

その他、ダイエットに関してはこちらの記事も参考にしてください

 

その他、漢方薬については

また上記以外にも沢山の処方があり、同一人物でもその時その時で用いる方剤(薬)が違うことがありますので、自己判断をせずに漢方相談専門の薬局・薬剤師に相談しましょう。

ここもご一読ください。

 

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