2013.09.04ブログで一問一答
きっとあなたも知っている、五臓に沁み入る究極の「食べる漢方薬」
五臓を潤す最強の組合せ
1年のうち、5月末~6月中旬までのわずかな期間にしか収穫されない貴重な「鳥取砂丘らっきょう」は生薬名を「薤白(がいはく)」と呼び、昔から胸の痛みや心臓疾患(心)、また喘息、気管支炎(肺)に用いる漢方薬の原料として知られています。
これを、(肝)・(腎)・(脾)の名薬である「単蜜くろず=黒酢(1年醗酵熟成・坂元のくろず 赤箱入り)+ハンガリー産アカシアたんみつ」で漬けこめば、天然素材を贅沢に活用した、まさに五臓の全てを労わる究極の漢方薬「手づくり・くろずらっきょ」が出来上がります。
ラッキョウの薬効は前から知っていた
薤白は、腹部を温め、血行をよくする作用を持ち、心臓の血行停滞などによる胸部圧迫感、気道の閉塞感、胸背部のひきつるような痛み、わきの下へ広がる痛みなど、心臓疾患や肋間神経痛などの症状に用いられます。
さらに、すぐれた平喘(咳を鎮める)作用があり、ぜんそく発作による呼吸困難などにも使われます。
サント薬局代表の山浦計介の恩師である星薬科大学名誉教授の伊澤一男先生は、以前からこうしたラッキョウの薬効に着目されていました。先生はたびたび山浦に「体にいいからラッキョウを食べなさい」、「ラッキョウは心臓の薬だから皆に教えてあげなさい」と言われていました。
昭和63年に行われた伊澤先生の講演会でも、ラッキョウについて次のようなお話が出ました。
- ラッキョウは血小板の凝集を防いで血液の滞りを防止する。
- 漢方ではラッキョウは駆瘀血剤、つまり血液の滞りを改善する薬として使われている。
- 狭心症の場合、現代医学ではニトログリセリンなどを使うが、漢方では薤白すなわちラッキョウを使う(ただし、薤白には即効性はないので注意が必要)。
- 50歳代で狭心症と診断され、ニトロールを処方された人が、毎日ラッキョウを食べ続けたら、以前よりぐんと元気になり、92歳の今も健在。ニトロールの使用を止めている。
伊澤先生の影響でラッキョウの薬効についてはかなり昔から知っていましたが、1年醗酵熟成・坂元のくろずに漬けることを山浦が思いついたのは、ちょうどこの講演を聞いた頃だそうです。
医師から水道局までが驚愕?「天然手づくり・くろずらっきょ」開発秘話
また同じ時期、山浦は鹿児島にある天然醸造酢の元祖・坂元醸造を訪問しています。そこで九州大学医学部の藤野武彦先生にお会いして、黒酢に血液の流れをよくする作用が備わっていることを教えて頂きました。
血液中の赤血球は円盤状でプレートの上下が凹んでおり、まるで穴の開いていないドーナツのような形をしています。その直径は約7~8ミクロン(1ミクロンは1/1000㍉)、厚さは約2ミクロンですが、それよりも細い幅2~3ミクロンの毛細血管・微小血管の中を流れています。
狭い血管の中を赤血球は身をくねらせ、形を変えながら通過していくのです。この赤血球の持つしなやかさ、形を変える能力が、赤血球変形能(せっけっきゅうへんけいのう)といい、赤血球変形能が低いと血液がサラサラと流れず、全身の血行が悪くなり脳卒中や心臓病、高血圧症などの恐ろしい病気が引き起こされやすくなります。
藤野先生の研究で、坂元のくろず(1年醗酵熟成・赤箱)はその赤血球変形能を改善する働きを持つことがわかっています。
また中医学的にいうと、黒酢のような酸味の強い食品は、肝臓、目、筋肉の機能を整えるとされており、肝臓の機能を強化したり、疲労回復などにも有効です。
以上のように、ラッキョウと黒酢には、それぞれ素晴らしい力が秘められています。山浦は藤野先生のお話を伺いながら、直感的に「ラッキョウを黒酢で漬ければ、さらに体に良いものになるに違いない!」と考えました。そこからが試行錯誤の始まりです。
「いったい何をお使いになったんですか!?」
最大で500kgものラッキョウを自宅で漬けたと言いますが、この際には流水でラッキョウを洗うためにあまりにも大量の水を使用したことから、横浜市の水道局より「水道管の一部に破損でもあるのではないか?」と心配されたという豪快なエピソードがあります。
様々な実験を繰り返しながら、サント薬局のお客さまに試食をしていただき、また漬け方を店頭での実習でお伝えして、その効果のほどを検証してきました。
結果、想像以上の成果がありました。まず疲れが取れた、風邪をひかなくなったという人が沢山おられます。
また、黒酢ラッキョウを食べていたらぜんそくの発作がおさまった、血圧が下がった、肩こりが治った、という人もおられます。
さらに馴染みのお婆さんから「心肥大が元に戻った」と聞かされた時には山浦の驚きもさることながら、彼女の担当医も相当びっくりされたようで、「いったい何をお使いになったんですか!?」とDr.が自ら電話で問合せをしてきたほどでした。
黒酢ラッキョウを食べる目安
黒酢らっきょうを食べる目安は次の通り。
- 心臓疾患や呼吸器疾患を患っていて、漢方薬代わりに食べる場合…1日5〜6個
- 特に健康に不安がなく予防的な目的で食べる場合…1日4〜5個
その価値は実験でも確かめられた
その後、昭和大学医学部第一薬理学教室にてご縁を頂いた中山貞男先生のご指導の下、特別研究生として多くのデータも出すことが出来ました。一部をご紹介しましょう。
- 中山貞男1山浦計介1,ほか:アドリアマイシン誘導過酸化脂質形成に対する薤白の影響.薬理と臨床 6(7):1241-1246,1996.1昭和大学医学部第一薬理学教室
- 中山貞男1,能瀬真奈美1,和田久美子1,山浦計介2,山浦卓2,稲垣昌博3,真鍋厚史4:遺伝的糖尿病発症マウスならびに高スクロース-コレステロール配合飼料誘発高脂血症ラットに対する純米黒酢と薤白の影響. 昭和大学保健医療学雑誌 第6号:2009. 1昭和大学保健医療学部、2株式会社 食創科学(漢方サント薬局)、3昭和大学富士吉田教育部、4昭和大学歯学部
その他、『くろずらっきょ』に関する参考記事
- 妻の狭心症の発作がくろずらっきょうを食べたら軽減し、今では薬が不要に
- 愛娘の不整脈や妻の心臓病がよくなり、私の中性脂肪値も低下した理由
- 子宮筋腫や甲状腺の手術後、著しく落ちた免疫力と体力を見事に回復
- 夫の肺気腫が改善し、夫婦とも風邪をひかなくなった食卓の名わき役
- 100㍉以上だった夫の最小血圧が90㍉を切り、肩こりも解消した秘訣
- 咳、動悸・息切れを撃退し、孫の喘息発作も鎮めたラッキョウの食べ方
- 長引く咳やぜんそく発作にらっきょうを用いる漢方の知恵
平成7年から店頭での販売も
このようにして研究・開発した黒酢ラッキョウを「創始本舗・くろずらっきょ」と命名して発売したのが平成7年。以来現在にいたるまで、多くの方に常食していただいております。
ご贈答品としても大人気の『くろずらっきょ』ですが、掲載基準の厳しい健康誌が認めた生鮮食品が贈答品として優れている3つの理由はこちらに書きました。 ⇒ https://045310.com/kurozu-rakkyo-for-gift/
なお、現在医師からお薬を出されている方が、薬を服用する期間中に黒酢ラッキョウを食べても一切問題ありません。
メタボリックシンドローム、生活習慣病の予防や、いろいろな病気治療の補助に自信をもってお薦めいたします。
ご使用者からの声
【続報】原材料の鳥取砂丘らっきょう、鹿児島黒酢が共にGIマークを取得
2015年、特産品の地理的表示(GIマーク)の6月導入を農水省が決定。
その他、漢方薬については
また上記以外にも沢山の処方があり、同一人物でもその時その時で用いる方剤(薬)が違うことがありますので、自己判断をせずに漢方相談専門の薬局・薬剤師に相談しましょう。
ここもご一読ください。
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