2013.05.15坂元のくろず(赤箱)1年醗酵熟成
アルツハイマー・パーキンソン・認知症に対する黒酢と、もろみ末の効果が報告された
坂元醸造株式会社と鹿児島大学共同獣医学部の共同研究で、坂元のくろずと、そのもろみ末(諸味)での認知症機能の改善効果を認めた。
これまで高コレステロール血症、糖尿病、高血圧など、今でいうメタボリックシンドロームへの働きに関するデータが多かったのですが、最近は痴呆や認知症方面の研究も盛んになっています。
【学術トピックス】黒酢、黒酢もろみ末で認知症改善作用を確認
坂元醸造(株)は鹿児島大学共同獣医学部と共同で、黒酢10倍濃縮液およびもろみ末の摂取と認知症の効果についてマウス実験を実施。研究成果を3月6〜10日にイタリアで開催された第11回国際アルツハイマー・パーキンソン病学会議で発表した。
試験では、生後12週目のアルツハイマー病のモデルマウスに、黒酢10倍濃縮液を0.25%(w/w)混ぜた飼料を投与した群(P8-kurozu)、黒酢もろみ末を0.5%(w/w)混ぜた飼料を投与した群(P8-moromi)、飼料のみを投与した群(P8)の3つに分け、生後12週目の正常なマウスに飼料のみを与えたものをコントロール群とした。
それぞれの飼料を与え始めて3週間経過後からモリス水迷路試験を実施し、15日間データを測定した。
その結果、P8群はコントロール群と比較し、モリス水迷路試験のタイムの縮みが少なく、認知能力が低いことが示された。P8-moromi群は、コントロールとほぼ同程度の結果が得られ、P8-kurozu群はコントロール群よりも認知能力が上回る結果となった。
この結果から黒酢およびもろみ末の投与は認知症対策に効果的であることが明らかとなった。
各群の海馬領域のアミロイド蓄積を調べたところ、P8-kurozu群はP8群と比較して有意に低かった。
さらにDNAマイクロアレイ解析の結果、黒酢の摂取によりヒートショックプロテイン1A(Hsp1A)の発現が増強されることがわかり、アミロイド蓄積の阻害が生じていることが示唆された。
2013/03/20 健康産業新聞1475号
超高齢化社会に向かう我が国において、坂元のくろずともろみ末が心強い食材となることは間違いありませんね。
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