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2013.02.04Tips(ヒント)あれこれ

花粉症。意外に知られていない対策のヒント

昨夏の高温少雨が影響すると、関東以北では花粉の飛散量が3〜7倍になることが多いようです。

 

アレルギーを完治させる薬は存在しない

節分が終わり、暦の上では今日から春です。花粉症や慢性のアレルギー性鼻炎を持っている人にとっては、悩ましい季節がやって来ますね。

既に今年もサント薬局には鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、目のかゆみ、、、といった症状を訴えて多くの方が来局され始めました。

ご存知の通り、花粉症はアレルギー性疾患の一つです。アレルギーである以上は、どんな施設に行こうと、どんな薬を服用しようと、残念ながら根治は出来ません。・・・というのも、生体は自分にとってのアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)を一度認識すると、一生それを忘れることは無いからです。

これは「免疫(めんえき)反応」といって、人体が持っている非常に優れた機能であると同時に、とても厄介な機能でもあります。

もしもアレルギーを完全に治す薬があったら、これは人の免疫機能を破壊する薬に他なりませんから、そんな薬の実用性を認められる事は有り得ません。

花粉症だけでなく、アトピー性皮膚炎や喘息(ぜんそく)なども、アレルギー性疾患ですので、同じ理屈で根本的な解決は不可能です。

それでは一度アレルギーを認識してしまったら、その症状に一生苦しまなくてはいけないのでしょうか?いいえ、実はそんな事はありません。

 

重症のアレルギーの方も居れば、軽度のアレルギーの方も居る

たった今言った事と矛盾しているように見えるかも知れませんが、ちゃんと対応策はあります。

例えば、花粉症を自認しているAさんとBさんが居るとします。

ある朝の天気予報で、「今日は晴れ間が広がり風が強く吹くため、花粉が大量に飛びます」などと報じられていた日に、Aさんは予報に翻弄されたように鼻水グジュグジュ、目のかゆみはピークに達して眼球が真っ赤っか。

しかしBさんは鼻水をちょっと気にしているものの、思いの他軽症で済んでいる。・・・なんて場面を想像して下さい。

つまり、一口に「花粉症」と言っても、少量の花粉が体内に入っただけで発症する人と、相当量の花粉の侵入まで堪えられる人が実際に居ます。それだけ個人差があるということ。

よくアレルギーはコップに水を貯めて行く際に、水が溢れた時に症状が発現すると表現されますが、要は「あなた」というコップ自体を大きく(容量を多く)する事が出来れば、発症しにくくなりますよ、というお話。

花粉症を完全に治すことが出来なくても良いから、なるべく症状が出にくい体質を作っておけば良いということです。

 

発想の転換。真の体質改善とは?

体質改善と言っても漠然としていますが、人の健康づくりに不可欠な事を考えれば自ずと対策は決まります。

ただし漢方薬を含む全ての医薬品は、「薬」となっている時点で人体にとっては異物ですので、その第一選択とはなりません。健康なカラダを作っていく(成長や予防=養生)の基本は「食」となります。

この基本的な手当てを確保しながら、必要な場合にのみ対症療法を目的に漢方薬を併用します。まさに木の幹と枝葉を同時にケアするイメージでしょうか。

養生に用いるべき第一選択はどんな食品を選べば良いのか?その食品を選ぶ理由は何か?またその他、生活の中で注意するべき事は何か?等をお伝えしますが、ただ自然の物なら何でも良いというわけには行きません。サント薬局では医学的な根拠を示しながら詳しく説明いたします。

毎年決まった時期に花粉症でうんざりしている方や、アレルギー性疾患で慢性的に困っている方、またはDr.から処方された抗アレルギー剤を長らく服用しているものの、あまり改善が見えず、何となく不安が募ってきている方は、私たちにご相談下さい。きっとお役に立てますよ。

 

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