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2014.07.16Tips(ヒント)あれこれ

アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓の違いについて薬剤師が調べてみた

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暑い夏に限らず、自宅の冷凍庫には常にアイスクリームを備えておきたい山浦です。

さてそんなアイスクリームの外装に「種類別~~」とある表示について気になってる方、わりと多いのではないでしょうか?そこで気まぐれに調べてみました。

 

これらの定義は乳成分の量で決められていた

一般社団法人 日本アイスクリーム協会HPより

スーパープレミアム:

乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分12.0%以上。空気含有率20-30%。乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれており、ミルクの風味が豊かに感じられます。またアイスクリームの口当たりは空気の含有率が少ないほどなめらかになります。(例:ハーゲンダッツ等)

プレミアム:

乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分10.0%以上。空気含有率70-80%。(例:レディーボーデン等)

アイスクリーム:

乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上。空気含有率70-80%。(例:サーティワンアイスクリーム等)

アイスミルク:

乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上。乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームに比べて少ないですが、牛乳と同じくらいの乳成分を含んでいます。植物油脂が使われることもあります。(中間の品質)

ラクトアイス:

乳固形分3.0%以上。乳固形分はさらに少なく、植物油脂を多く含みます。(うーん…知りたくなかった

氷菓(上記以外のもの):

乳固形分はほとんどありません。果汁などを凍らせたアイスキャンディーやかき氷などがあります。

  • 同一ブランドでもフレーバー毎に種類別が違いますので、つどご確認ください。
  • 上の分類は食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」と「食品、添加物等の規格基準」の2つの法律によって定められています。

 

子どもに食べさせるならば「アイスクリームより上位」で

分類を見て気になるのは植物油脂の使用です。植物油脂はショートニングやマーガリン、ファットスプレット等と同様に、虚血性心疾患や認知機能を害する恐れが非常に高いことで有名になったトランス脂肪酸を含むものが多く存在しています。

したがって我が家では、暑い夏のデザートを求める際には「アイスクリーム」を探すようにしています。ただ実際に店頭で意識してみると並んでいる商品のほとんどが「ラクトアイス」だったりするので要注意。

いつも書いていますが、健康づくりは足し算です。せっかく黒酢や漢方薬などで健康の基礎部分を築いていても、大きなマイナス要因を入れてしまえばその和(=答え・結果)がマイナスに傾いてしまいますから…… 。

 

マメ知識:アイスクリームに賞味期限は無い!

アイスクリームはマイナス18℃以下で冷凍保存されますので、細菌が減ることはあっても増えることがありません。

またアイスクリームは一度溶けると状態が変化して元に戻ることができないので、形が保てていれば品質に問題が無いんですね。

以上の理由から、アイスクリームには賞味期限が義務付けられていません。

 

「食事と健康」に関しては、次の記事も参考にされたい



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