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2014.02.06学会・イベントなど参加レポート

2014年1月24日に開催された「第1回 日本黒酢研究会」に参加

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先日開催された「第1回 日本黒酢研究会」に漢方サント薬局の山浦卓が参加してきました。以下は研究会の様子を報道された記事です。

日本黒酢研究会が第1回学術研究会 長寿との関わりなど10講演

  黒酢の機能に関して研究者が情報交換・討議する場をつくることを目的に、昨年9月に設立した日本黒酢研究会(矢澤一良会長=東京海洋大学特任教授)の第1回学術研究会が1月24日、東京海洋大学品川キャンパス内「楽水会館」で開催され、およそ130名が聴講に訪れた。
 
  この日の研究会では計10講演が行われ、このうち壺づくり黒酢など黒酢の機能を巡る研究発表では、SIRT1遺伝子発現促進作用や抗肥満作用、認知機能改善作用などを、同会設立発起人でもある大学研究者らが報告。またその機能に関しては、参加者に配布された当日の発表要旨集を含む124ページ立ての同会会報誌第1号に、論文データベース計56報が掲載されていた。会の終了後、「黒酢がこんなに研究されているとは知らなかった」と参加者が驚く声も聞かれた。
 
  「長寿遺伝子」とも呼ばれるSIRT1遺伝子の発現作用を報告した柴山良彦・北海道大学大学院薬学研究院准教授によれば、壺づくり黒酢を1日1回、10日間連続でマウスに経口投与したところ、SIRT1メッセンジャーRNAおよびSIRT1タンパク質の両方について、水投与群に比べて発現量が上昇。酢酸投与群との比較でも同様だったという。
 
  また、抗肥満作用を報告した佐藤匡央・九州大学大学院農学研究院准教授は、脂肪蓄積を抑えたり、その分化を抑制したり作用は酢酸よりも黒酢の方が強いなどといった知見を示しつつ、黒酢による脂質吸収阻害作用の活性本体は、黒酢に含まれる「機能性ペプチドの可能性もある」との考えを述べた。
 
  抗肥満作用に関してはほかにも、二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験での検証結果について黒酢サプリメントを販売する㈱えがお研究開発部の濱舘直史氏が報告。運動とともに、黒酢含有食品(黒酢濃縮粉末および黒酢もろみ粉末)を摂取することで、体脂肪低減やエネルギー代謝改善に働く可能性が示唆されたとした。
 
  ほかに生活習慣病予防関連では、高血糖や高脂血症の抑制に有用だと、アントシアニンも研究している候徳興(こう のりおき)・鹿児島大学農学部教授が報告した。坂元醸造製の黒酢もろみ末を使った動物試験で確認したもので、血中総コレステロール、中性脂肪、肝臓中の中性脂肪の濃度がそれぞれ有意に低下したという。
 
  壺づくり黒酢は、認知機能低下予防作用を持つ可能性があるとの報告もあった。発表したのは叶内宏明・鹿児島大学共同獣医学部獣医学科准教授。アルツハイマー症モデルラットに黒酢濃縮液あるいはもろみ末を摂取させ、認知機能を評価できるモリス水迷路試験を実施して確認したもの。「作用機序は不明だが、脳内アミロイド蓄積抑制が関与している可能性がある」という。
 
  このほか、坂元醸造の長野正信専務取締役が壺づくり黒酢の「発酵と微生物」のテーマでその製法について講演し、「人が微生物として加えているのは麹菌のみという世界でも類を見ない独特の製法」が200年以上前から変わらず取られているのが壺づくり黒酢だと説明。それでも発酵が進み酢が出来上がるのは、壺の中に存在する乳酸菌や酵母、酢酸菌などの微生物が働いているためで、「こうした微生物が最終的に様々な機能性物質をつくり、黒酢の機能性を発揮していると考えられる」と話した。
 
法人会員は14社に 全国各地の健康酢も研究
 
  日本黒酢研究会第1回学術研究会では、記念講演的位置づけで、壺づくり黒酢生産大手・坂元醸造㈱の坂元昭夫代表取締役会長が「壺づくり黒酢の歴史と将来展望」のテーマで登壇。19世紀はじめに鹿児島県霧島市福山町で始まった生産の歴史から、「血液サラサラ」効果が期待できる健康食品素材として市場に広がった経緯までを振り返った。
 
  坂元会長によれば、福山町の壺づくり酢が「黒酢」と命名されたのは年と、比較的最近のこと。当時、同社の共同研究先だった近畿大学医学部の医師らが名付けた。
 
  また、壺づくり黒酢の効能に気づいたきっかけについて「昭和41年、私が鹿児島で薬局を開業し近所の国立鹿児島病院の先輩医師達に入院患者様への服用を依頼した結果、まったく予想していなかった五十肩、慢性肝炎、糖尿病などに有効との報告を受けて驚いた」とした。
 
  その後、九州大学健康科学センターの藤野武彦教授(当時)が赤血球変形能改善作用を発表し、これがNHK番組「ためしてガッテン」で紹介。これにより、「血液サラサラの新語が誕生した」という。
 
 
  坂元醸造は、同研究会に法人会員として加わった。「アカデミアが主体であることに賛同した。これまで以上に黒酢の機能性研究が発展していくことを期待している」と同社の長野正信専務取締役は話す。また、法人会員としてはほかにも、えがおをはじめ、食酢大手のキユーピー、ミツカングループ本社など計14社が名を連ねた。「研究会には〝黒酢〟とついているが、各地に健康的なお酢が存在する。これらについても研究会で議論し、その良さを発展させていきたい」と矢澤会長は話している。
(2014年2月6日 健康産業流通新聞)
元記事:健康産業界の総合専門紙・健康産業流通新聞 http://www.him-news.com/news/view/427


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