本稿は、平成9年当時昭和大学にいらした中山貞男先生が、ある健康誌(現在は廃刊)に寄稿された文章です。

漢方サント薬局においては、お客様よりこの文章が大変参考になると好評なので、備忘録も兼ねて記述しておきます。

実験で確かめられた、黒酢ラッキョウの効果

私たちが、ふだん口にしている食品の中には、昔から優れた薬効の知られているものが数多くあります。

例えば、ラッキョウは「薤白(がいはく)」という生薬で、「胸痺≒狭心症」「心痛≒心筋梗塞」などに効果があると言われています。

一方、酢は江戸時代の食品に関する研究書「本草綱目(ほんぞうこうもく)」に水毒を改善すると紹介されています。水毒とは血液の滞りやリンパ液の異常のことです。

今でもこの二つは酢漬けラッキョウとして親しまれているほど、互いに相性の良い食材です。

そこで、今回は黒酢ラッキョウを用いて、心筋梗塞や脳梗塞などの虚血性疾患の引き金となる過酸化脂質や高脂血症に対する効果を調べてみることにしました。

まず、体のサビといわれる過酸化脂質に対する効果を調べました。

方法は、実験用のマウスに抗がん剤の一種であるアドリアマイシンを与えます。すると肝臓、腎臓、心臓、脾臓など多くの臓器で過酸化脂質がどんどん作られます。

過酸化脂質は、強い毒性をもつ活性酸素が体内の脂肪を酸化してできるもので、油が腐った状態とも言えるでしょう。

脂肪が酸化された場合、最も問題になるのはリン脂質です。リン脂質とは、リン酸と脂肪酸が結合した物質で、主に細胞膜を形成しています。これが過酸化脂質に変わると、細胞膜の働きが失われ、細胞は破壊されます。

その結果、破片となった過酸化物が血液中へ流れ出し、それが動脈の内側に付着して動脈硬化を引き起こす原因となります。しかも動脈のリン脂質も過酸化脂質による酸化を受けますから、二重の意味で大きな被害を受けるのです。

アドリアマイシンを投与したあと、各群のマウスに対してそれぞれ、黒酢、ラッキョウ、黒酢ラッキョウを与えて各臓器における過酸化脂質の増減を調べました。

その結果、黒酢は全体的に過酸化脂質を抑える作用はあるものの、それほど際立った値ではありませんでした。

一方、ラッキョウは黒酢よりも過酸化脂質を抑える働きが強かったのですが、臓器によってはほとんど効果が現れませんでした。

それに対して二つの食材を合わせた、黒酢ラッキョウはどの臓器に対しても一様に安定した効果が現れたのです。

次に、高脂血症に対する効果も調べました。今度はラットに変え、アドリアマイシンの与え方も最初の実験とは変えて行いました。すると腎臓障害が生じてネフローゼ症候群(大量のたんぱく質が尿に漏れ出し、そのため血液中のたんぱく質が減って強いむくみが現れる症状)を起こし、体内のたんぱく質が十分に作られなくなります。

その結果、善玉コレステロールの合成が衰えて悪玉コレステロールが増えるため、高脂血症が引き起こされます。

通常、高脂血症は遺伝体質で起こる場合と、食事の偏りやホルモン異常、肝臓病などで起こる場合とがありますが、ネフローゼ症候群で生じる高脂血症はとりわけ改善しにくいと言われます。

実験では先程と同様、各群のラットに対して、黒酢、ラッキョウ、黒酢ラッキョウを投与する形で行われましたが、黒酢ラッキョウは高脂血症治療薬とほぼ同程度の改善効果を示しました。

過酸化脂質や高脂血症は、ともに動脈硬化の重大な促進因子でもあります。動脈硬化が促進されると、将来的には心筋梗塞や脳梗塞などの虚血性疾患が起こる危険性が高まります。

黒酢ラッキョウは、単に過酸化脂質の増加を防ぎ、高脂血症を改善するだけでなく、これらの病気を未然に防ぐ作用が期待できるのです。

一ヶ月で効果が現れた黒酢ラッキョウ

黒酢ラッキョウを一日に2〜3個食べると、体内の過酸化脂質の増加が防げ、高脂血症の予防や改善に役立ちます。

一般に生薬の多くは原料となる植物を乾燥させ、それを煮出してから使用しますが、生のラッキョウを漬けた「黒酢ラッキョウ」ならば、栄養成分をまるごと摂れる利点もあるのです。

横浜市に住む島田恒雄さん(仮名・71歳)は、6年前に人間ドックに入ったところ、高脂血症であると診断されました。総コレステロール値は240mg(基準値は130〜230mg)、中性脂肪は280mg(基準値:50〜140mg)と、ともに基準値を上回っていました。

しかし、まだ薬で下げるほどではなかったので、島田さんは近所で懇意にしている薬局で相談したところ、勧められたのが黒酢ラッキョウでした。島田さんの実家は昔、漬物屋だったこともあり、さっそく試してみることしたのです。

最初は朝晩5個ずつ、1日10個食べていました。すると1ヶ月ほどで総コレステロール値が220mg、中性脂肪は180mgに下がったので、以後は1日6個に減らしました。

その後、検査値は一進一退をくり返しながらも確実に改善に向かい、現在では総コレステロール値は200mg、中性脂肪は140mgにまで下がっています。

島田さんは、「いま体調がとても良いのは黒酢ラッキョウのおかげで、今後もずっと食べ続ける」と語っていました。

食べやすく、効果も確かな黒酢ラッキョウを、ぜひ日々の健康増進のために役立ててもらいたいと思います。(昭和大学医学部助教授 中山貞男)

その他、『くろずらっきょ』に関する記事はこちらも参考にして下さい。

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なお、現在医師からお薬を出されている方が、薬を服用する期間中に黒酢ラッキョウを食べても一切問題ありません。メタボリックシンドローム、生活習慣病の予防や、いろいろな病気治療の補助に自信をもってお薦めいたします。

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