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2013.08.02>黒酢ワイン

悪玉コレステロールも中性脂肪も見事に減少。もう高脂血症は怖くない

坂元のくろず(1年醗酵熟成・赤箱)と赤ワインを合わせた『黒酢ワイン』が脂質代謝異常の養生にはもってこいだということを、私の師匠である昭和大学保健医療学部元教授の中山貞男先生が以前、健康誌で紹介されていました。とても有益な情報ですので、ここに記しておきます。

動脈硬化を防ぐ理想的な健康飲料

血管の老化は年とともに起こって来ます。人は老いていく運命に逆らうことはできないのです。とはいえ、その老化の進み具合はすべての人に一様に起こるわけではありません。同年代でも血管が太く、しなやかで若々しい人もいれば、細くガチガチに硬くなっている人もいます。

こうした違いはどこから生まれてくるのでしょうか?実は「善玉コレステロール」が動脈硬化の予防に大切な働きをしていることが明らかになってきました。
コレステロールは脂肪の一種ですから、そのままでは血液に溶けることができません。そこで水になじみやすいたんぱく質と結合して「リポたんぱく」という形で血液の中を運ばれていきます。

このリポたんぱくにはいくつかの種類があり、大きさが中型のLDL(低密度リポたんぱく)は、細胞にコレステロールを運ぶ役目をしています。したがってLDLが血液中に多いほど、動脈壁にコレステロールが溜まりやすくなり、動脈硬化が進行します。そのため、俗に”悪玉コレステロール”と呼ばれています。
一方、小型のHDL(高密度リポたんぱく)は、血管壁から肝臓へコレステロールを持ち帰って、動脈硬化を防ぐように働きます。そのため俗に”善玉コレステロール”と呼ばれています。

かつてコレステロールというと、善玉も悪玉も含めた総コレステロール値が問題にされていましたが、総コレステロール値が正常であっても、善玉コレステロールが少なければ、やはり動脈硬化が進行しやすくなるのです。

大切なのは、ただ単にコレステロールを減らすことではなく、善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らすことと言えます。
となると、こちらの記事に書いたように、天然醸造の米黒酢である、坂元のくろず(1年醗酵熟成・赤箱)と赤ワインを混ぜて作る『黒酢ワイン』は、動脈硬化を予防する理想的な健康飲料ということになるでしょう(黒酢ワインの基本的な作り方はこちらを参照)。

というのは、黒酢も赤ワインも善玉コレステロールを増やす強い働きがあり、それらが一緒になれば、動脈硬化を防ぐ効果もより強力になるのは間違いないからです。

善玉がふえると、実験で証明できた

例えばラット(実験用の大型ネズミ)を使った私の実験では、黒酢を与えたラットでは善玉コレステロールが明らかに増えました。総コレステロール値もやや増えましたが、このぶんは善玉コレステロールの増加によるものと考えられます。

このとき、ラットに与えた黒酢の量は、それほど多いものではありません。かりに体重60kgの人間に当てはめると、1日にコップ三分の一程度でしょう。
次に、あらかじめ動物性脂肪やコレステロールを多く与えて、高脂血症(血液中にコレステロールや脂肪が異常に多くなる病気)を起こさせたラットにも、同様の実験を行ってみたところ、やはり総コレステロールの値はほとんど変わりませんでしたが、善玉コレステロールが増えていました。

高脂血症になると、コレステロールと並んで中性脂肪が増え、これもまた動脈硬化の引き金になります。中性脂肪を減らすのは容易ではありませんが、黒酢を与えたラットでは明らかに中性脂肪も減少していました。これも坂元のくろずの効果として大いに注目したいところです。

また、お酒の種類を問わず適量のアルコール(ワインならグラス2杯以内)は、善玉コレステロールを増やすことが分かっています。アルコールの飲み過ぎは悪玉コレステロールを増やし、肝臓に中性脂肪がたまることになります。

しかし、適量であれば善玉コレステロールを増やして動脈硬化を防ぐことが実際に確かめられているのです。「酒は百薬の長」という場合、あくまでも適量の飲酒をさしているわけです。

もうひとつ、お酒の中でも興味深いのは赤ワインです。フランス人はバターや生クリームなど、悪玉コレステロールを増やす材料を使った料理をたくさん食べているのに、似た食習慣をもつお隣のイギリスより、極端に心臓病が少ないのです。これはフランス人が好んで飲む赤ワインが動脈硬化を防いでいるためと見られるようになっています。

もう納得していただいたことでしょう。善玉コレステロールを増やして動脈硬化を予防する坂元のくろず(1年醗酵熟成)と、赤ワインで作る黒酢ワインは、私たちを成人病(生活習慣病)から守る、非常に頼もしい健康飲料なのです。ぜひ黒酢ワインを毎日飲んで、健康管理にお役立て下さい。

※「安心」(マキノ出版)1997年2月号特集より抜粋引用
※研究者の肩書は当時のもの

黒酢ワインについてはこちらもご一読ください

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