漢方薬

Q. 喉の腫れと痛みに効く漢方薬はありますか?

少し気温が下がった夜、窓を開けてうたた寝したまま朝を迎えてしまったせいか、喉が腫れてひどく痛みます。風邪の症状は特に感じないのですが、何か良い漢方薬はありますか?

A. 喉の腫痛には駆風解毒湯がイイ!

季節の変わり目、うっかりのどを痛めてしまう方が多いようです。風邪の予兆もなく、いきなりこんな症状が出た時は『駆風解毒湯(クフウゲドクトウ)』という漢方薬をお勧めしています。

※別名:駆風解毒散。

初期ならば数回の服用で完治する場合もあるくらい即効性がありますので、発症してから買い求めるのではなく常に手元に置いておきたい漢方薬の一つなんです。

駆風解毒湯とは(万病回春)

  • 組成:防風3 牛蒡子3 連翹5 荊芥1.5 羌活1.5 甘草1.5 桔梗3 石膏5
  • 効能:咽喉腫痛、扁桃炎、扁桃周囲炎
  • 臨床応用:顎下腺炎、耳下腺炎、急性咽喉頭炎、急性扁桃炎、ベーチェット病

駆風解毒湯の効果的な飲み方

駆風解毒湯は昔からその薬効を最大限発揮させるために、ちょっと変わった方法で飲むことが知られています。

簡単に言うと『ガラガラゴックン』

  1. まずはエキス散を一服、水か白湯に溶かします。
  2. これに氷を浮かべて急冷し、少量を口に含みます。
  3. 炎症を起こしている患部(喉粘膜)に当てるイメージで、ガラガラガラと含嗽(うがい)をしながら薬を温めたら、
  4. そのままゴックンと飲み込みます
  5. 1回分の駆風解毒湯を上の要領で繰り返し、数回に分けて服用します。

どうです?変わってるでしょ?漢方薬の名称から、その正しい飲み方を知る方法に照らし合わせると、「駆風解毒飲子」という方がしっくり来ますね。

※白湯に溶かした駆風解毒湯を冷凍庫で凍らせて、それを口中で溶かすという方法も散見しますが、これも試す価値ありそうです。

響声破笛丸料との使い分け

しょこたんも愛用、プロ御用達の喉の漢方薬という記事でご紹介した響声破笛丸料(キョウセイハテキガンリョウ)も喉の名薬ですが、こちらは慢性または急激に喉を使いすぎて声枯れを起こした場合によく使います。経験的には、駆風解毒湯は風邪の症状有る無しに関わらず、急性期の喉の腫痛や炎症に用いる場合が多く、また「痛み」を伴うことが特徴的です。

その他、喉痛の漢方薬といえば銀翹散(ギンギョウサン)もありますが、これについては別の機会に書きますね。→書きました。

その他、次のような方も是非お試しください。

  • 風邪が治りかけているのに、のどの痛みだけがイガイガとしつこく残っている。
  • すぐに扁桃腺が腫れてしまうタイプの人(特に幼児)。

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