2015-03-19 19.21.33

一般の薬局・薬店やドラッグストアの棚に並んでいる漢方薬のパッケージ商品や病院で処方される漢方薬と、漢方相談専門の薬局で調合してもらう漢方薬は同じなんですか?それとも違うんですか?

こんな内容も店頭でよく受ける質問の一つです。

漢方薬のレシピは基本的には決まっている

漢方薬はそれぞれ決められた処方に従って製せられます。

例えば「当帰芍薬散」という漢方薬は当帰、川キュウ(キュウは草冠に弓)、芍薬、茯苓、蒼朮、沢瀉という6種類の生薬を用いるレシピ(処方)で構成されています。

少し意地悪な表現をすると、この処方を守って作られた薬であれば満量処方(※)でなくても「当帰芍薬散」と呼ぶことが出来ます。

と言うのも、用いる原料に特別な制限が無いので生薬・薬草の産地が国産であろうと外国産のものであろうと、あるいは収穫時期が夏であろうと冬であろうと構いません。

各メーカーは味や匂い等の品質に加えて、原価も考慮して製品化に最適な生薬の組合せで採用を決定するというわけです。

(※満量処方とは漢方処方より得られたエキスを全量配合しているという意味ですが、これについては別の機会に詳しく書きます)

レシピ通りの料理でも、シェフや店によって味に違いが出る

上述した通り日本での流通が認可されている漢方薬は、基本的なレシピが決まっているので、漢方薬メーカーはこれに沿って薬を製造するのですが、その仕上がりは必ずしも同一ではありません。

同じ名称の素材を用いたレシピで調理しても美味しい料理を仕上げる店と、美味しく仕上げられない店が存在するのと同様に、「よく効く当帰芍薬散」を作るメーカーもあれば、「そうでもない当帰芍薬散」を作るメーカーもあるのです。

漢方相談専門薬局=漢方薬のセレクトショップ

ある意味では漢方薬ほど消費者の目が厳しくない商品はありません。だって皆さん、「漢方薬は副作用が少ない分、効き目もおだやかなんでしょ」といった先入観をもっていませんか?

だから顕著な効果が見えなかったとしても割りとおおらかに許してあげちゃうんですね。しかし本当は、次の3つがぴったりとハマれば漢方薬も鋭い効果を表します。

横浜漢方サント薬局の場合。

自らの経験だけでなく、業界内外各方面からの最新の情報などを元に製品そのものの品質を吟味して葛根湯ならばA社、駆風解毒湯ならばB社といった具合に漢方薬ごとに「最も効くであろう製品」を選びます。

もちろん煎じ薬の原料となる刻み生薬(薬草)も同様です。場合によっては季節ごとに仕入先を変える品物もあるほど。言わば漢方薬のセレクトショップですね。

既成品とオーダー品を、時と場合で使い分けよう

まるで既製の洋服を購入するように自己判断で、一般薬局やドラッグストアなどの店頭でシリーズ的な箱物パッケージ商品を手軽に購入してみるのも一つの方法です。副作用の心配も少ないでしょうし。

だけど、試してみて期待したような効果を感じられない場合や、最初から急いで症状改善を狙いたい場合には、先ず漢方薬を専門に扱っている薬局の薬剤師に相談してご自身の体質や、その時リアルタイムの体調・症状に合った漢方薬を「フルオーダー」で調合してもらった方が急がばまわれの例え通り、早く結果を出せるかも知れませんよ。

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漢方薬・サプリメントに関しては以下の記事も参考にされたい。

蛇足
なお既に常識ですが、一部の漢方薬はエキス散よりも煎じ薬の方が圧倒的に効きます。これは煎じ薬をエキス散にする過程で重要な薬効成分の一部である揮発性成分が蒸発してしまう可能性があるためです。