今後10年間でリスクスコアによる脳卒中発症確率の算出の流れ

先日、国立がん研究センターと藤田保健衛生大などのグループから、降圧薬の服用や糖尿病の既往、または喫煙習慣の有無などから血管年齢を算出し、今後10年間に脳卒中を発症する確率を予測するシステムを開発したとの発表が出されました。

リスクスコアによる、脳卒中

上図またはこちらをクリックで別窓表示します。

リスクを高める要因としては、年齢を除けば高血圧が最も大きく、男性の場合は続いて糖尿病、喫煙、肥満の順となっています。女性は男性より危険度は低いものの、喫煙の影響が大きく、糖尿病、肥満が続いています。

また、ステップ3の図で血管年齢に注目すると、例えば46歳以下の女性の場合は、合計点数が10点以下でも実年齢よりも必ず血管年齢の方が高くなる結果となります。

これは様々な原因があるかと思いますが、どちらかというと女性の方が物理的にも血管が細かったり、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)と女性ホルモン(エストロゲン)に関係があるといわれています。

男性の悪玉コレステロールは20代半ば頃から徐々に数値が高くなり始めるようですが、女性の場合は閉経の前後から上がる傾向にあります。女性ホルモンのエストロゲンは、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が肝臓に取り込まれるのを促進し、コレステロールの代謝を促進する働きがあります。そのため、エストロゲンの分泌が盛んな時期には、コレステロールが高くなりにくいのです。

エストロゲンは骨や脳、皮膚、肝臓など体中で重要な働きをしていますが、動脈硬化を防ぐ働きをしています。主に下記のような働きがあります。

  • 血管の柔軟性を維持する
  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の分解・代謝を促進する
  • HDLコレステロール(善玉コレステロール)の合成を促進する

閉経前後にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が大幅に増え、血管のしなやかさが一気に衰えてしまうような、血管年齢についての宿命的なハンデを背負っている女性は、なるべく早くから血液・血管のケアをしておくことが重要です。

食事では油ものを控えたり、イソフラボンを含む大豆から作られる食品(特に醗酵したもの)を摂取したりすると良いでしょうし、また(Q3.)からも分かるように喫煙のリスクも男性の倍ですので、生活習慣をよくよく見直しておきましょう。

☆ちなみに上のテスト、2013年5月17日現在の私(山浦卓)が試してみると、、、

  • Q1. 現在の年齢42歳・・・0点
  • Q2. 男性・・・6点
  • Q3. 非喫煙者ですので・・・0点
  • Q4. 糖尿病なし・・・0点
  • Q5. 肥満度(BMI)22.8でした・・・0点
  • Q6. 降圧薬服用歴なし(105/70)・・・0点

合計は・・・6点だったので、発症確率は1%未満で、血管年齢は実年齢どおりの血管年齢でした!(お、意外に優秀な結果(^^ゞ

隠れ脳梗塞発見テスト

【テスト1】隠れ脳梗塞チェックシート

当てはまるものに丸をつけて下さい。

  • 最近、物忘れがひどくなった。
  • よくめまいや、耳鳴りがする。
  • 歩くときに足がもつれたり、敷居など小さい段差でつまづくことがある。
  • 以前と比べて手先が不器用になった。または文字が上手く書けない。
  • 手先に力が入りにくい事がある。コップを落としそうになったり、ペンのキャップが外せない等。
  • 手足にしびれや、震えがある。
  • 突然ロレツが回らなくなる。
  • 早口で話をされると、理解しにくい。
  • 物を飲み込みにくく、むせやすい。
  • 視野の半分がかける。
  • 突然冷や汗が出たり、動悸することがある

丸の数が多いほど、要注意です。

【テスト2】渦巻きなぞり

割とメジャーなテストです。

  1. 紙を用意し、黒いペンで5ミリ間隔の渦巻きを5周くらい描きます。
  2. 次に、上で描いた渦巻きの間を赤いペンで、両端の黒い線に触れないようになぞり、新しい(赤い)渦巻きを10秒以内に描きます。

2013-05-17 19.47.31

10秒以内で5ミリ間隔の渦巻きの間をきれいになぞるためには、相応の集中力と、一定程度の手の運動神経や、視神経が要求されますので、このテストでは脳神経の状態が、総合的にチェック出来ます。

判定:黒い渦巻きの線と、赤い渦巻きの線とが2か所以上重なったり、はみ出したりすると、大脳基底核や小脳に隠れ脳梗塞が発生しているものと考えられます。

※興奮している時や、眠い時、疲れている時に行うと正確な結果が得られません。また定期的に繰り返し行うことで、改善効果も期待できるそうですよ。

【テスト3】目隠し足踏み

お家で試してみて下さい。

  1. 床にまっすぐ立ち、ビニールテープなどで自分の居る位置を確認しておきます。
  2. 目をつむり、その場で足踏みを50回行って下さい。この時出来るだけももを上げて、腕をしっかり振って足踏みをします。

判定:自分が最初に居た位置よりも向きが45度以上、距離が75センチ以上動いていたら要注意です。小脳と頸髄に隠れ脳梗塞が疑われます。

さぁ、皆さんも早速トライ!

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