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Q. 愛犬の白内障に、自分が服用している諸味原末を与えてみようと思うのですが、問題ありませんか?

今年で14歳になる私の愛犬(ウェルシュ・コーギー)は白内障と診断され、文字通り瞳の白濁化が素人の私でも分かるほどです。

主治医の獣医さんには大変よくしてもらい感謝していますが、なにか自宅でも愛犬の養生になる工夫はないかと思案していたところ、ふと自分自身が高脂血症や耳鳴りに良いからとサント薬局さんで購入している『諸味原末』を用いたらどうかと思いつき、山浦先生に質問した次第です。

また坂元のくろずもあげてみたら意外にも酸っぱいにおいを嫌がらずに飲んだので継続して与えても良いかどうか、合わせてアドバイスの程よろしくお願いいたします。

T.F.さん(70代・女性)

A. そもそも諸味原末を家畜の飼料に混ぜて与えていたところ、哺乳動物の健康状態が向上したことが研究進展に一役買っていた!

ご質問ありがとうございます。T.F.さんは、サント薬局が田奈にあった頃から30年以上のお付き合いを頂いていて、私(山浦卓)の悪童時代まで全てバレている、ちょっと気恥ずかしいお客様ですので、ここはピシっと背筋を伸ばして回答させていただきますね^^;

コホン(笑)、漢方でいう瘀血=ドロドロ血の改善に著効を示すことが知られている壺づくり純米黒酢「坂元のくろず」だけでなく、その醗酵過程で副産物として生成する黒酢のもろみ原末『諸味(しょみ)』は、発売から20年以上経った現在も当薬局の看板商品として大変多くのお客様にご愛顧いただいています。

実は諸味原末の動物への投与はヒトへの応用よりも歴史が古く、以前(1980年代?)坂元醸造はこちらに書いたような方法で「坂元のくろず」を製造した際に残った「もろみ原末」の大部分を廃棄していたのですが、一部を近所の牧場に家畜の飼料として分けていたのだそうです。

すると通常の飼料と比べてもろみ原末入の飼料を与えて飼育された哺乳動物の健康状態が明らかに向上したとの報告があり、これも壷酢のもろみ原末について本格的な研究をする理由の一つになったのだと聞き及んでいます。

すでに坂元のくろず、もろみ原末ともにヒトの赤血球変形能改善作用や、脂質代謝改善作用、抗アレルギー作用、血圧正常化作用、血糖正常化作用など多様な薬理作用を報告されていますので、上述したような経緯を踏まえると、白内障のような微小循環障害の動物への逆応用による効果は大いに期待できますし、またT.F.さんが心配されていたような副作用の心配もありません。

小型から中型犬の場合0.6〜1.2g/回、大型犬ならば1.2〜2.5g/回を、朝晩の食餌の際に与えてあげれば十分かと思いますよ。

もちろん獣医師の治療を妨げることも一切ないことから、犬や猫に対して諸味原末を与える養生法は、是非積極的に取り入れたいところです。

※黒酢そのものを飲ませる場合は牛乳などでたっぷり薄めてドリンクヨーグルト風にしてあげると喜んで飲みますね。

また胴長短足の犬種で注意するべき重要なポイント

なおウェルシュ・コーギーや、ダックスフントのような胴長短足の体型が特徴の犬種では、生まれつきの体型だけでなくペットの生活習慣・環境の影響も無視できない大きな問題があります。

たとえば2階建て以上の住宅でペットを飼育している場合や散歩に出た先の公園が段差や高低差の大きい場所である場合、階段や坂を昇り降りする機会が少なからずあり、長い胴体を支えている腰椎にジワジワと負担がかかるために、若いうちはともかく後年(10歳前後から)になると腰痛、変形性関節症・変形性関節炎、変形性脊椎症などに悩まされるケースが多々あります。

これについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
完全にあきらめていた老犬の変形性関節症に卓効を示した漢方薬とは? | ちょっと健康にイイ話

その他、諸味原末については以下もご一読ください。

『諸味原末』はこちらでお求めいただけます。

諸味(黒酢もろみ) | 横浜漢方サント薬局